新美術新聞

 バックナンバーの記事文は一部抜粋紹介。(撮影:川島保彦 90年初めより東京の都市風景を撮りはじめ、個展などで発表を続ける。)

    2011 9/21 No.1259        
 



 
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「軽井沢千住博美術館」館長

品川 惠保さん
しながわ しげほ


 

31

 

 

10月10日、
光あふれる「軽井沢千住博美術館」開館

 150種6千株におよぶ樹木、草花によるリーフガーデンに彩られた「軽井沢千住博美術館」(長野県軽井沢町塩沢815)。1978年から2011年にかけて制作された約100点の作品を収蔵するが、運営にあたる公益財団法人国際文化カレッジでは、今後10年間にわたり一定額の予算を組み、千住博の新作を購入する公益法人としての事業計画を立てている。
 「千住先生でなければ、美術館の構想はなかった」と語る同財団の理事長でもある品川惠保館長(1948年東京生まれ、㈱ユーキャン代表取締役会長を兼務)。「2003年、グランドハイアット東京のオープニング会場で、初めて千住先生の滝の絵を見て、日本画にもこういう作品があるのかと、感動というより大変な衝撃を受けました」とその出会いを語る。そして翌年1月に新築した東京の㈱ユーキャン代々木ビルのエントランスホールに、千住博の絵を掛けたいと依頼。これを受けて直接現場を訪れた千住は「ブルーのウォーターフォールがふさわしい」と意欲作を寄せた。これを機縁に本格的なコレクションが始まり、作品の散逸を防ぐ美術館の構想も進んだ。05年には建設用地の手配が完了。世界的なアーティストである千住博は、妙義山や浅間山、軽井沢の自然をモチーフにした制作にも力を入れている。「千住先生からご縁をいただいたと思っております」との謙虚な品川館長の言葉からは、二人の出会いから生まれた「進化する美術館」への確固とした自信のほどが窺われた。

           
    2011 8/21 No.1256             2011 7/11 No.1253
 

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現代美術家

束 芋さん
 たば いも


 

映像と鏡の迷宮世界inヴェネチア

 「井の中の蛙大海を知らず」をコンセプトに、第54回ヴェネチア・ビエンナーレ(6月4日〜11月27日)の日本代表作家として個展「束芋:てれこスープ」を開催中。テレスコープ(望遠鏡)と「てれこ」(あべこべ)を掛け合わせた造語をタイトルに、高床式の会場を井戸の中に見立て、中央には床下へ延びる井戸の縁を設置、底には空が広がる。井戸の上下が逆転して作品は展開する。
 「日本館の特異な構造を最大限生かして味方にでき、展示には達成感をもった。わざわざ感想を伝えに来てくれる観客や、海外メディアからも高い評価があり、参加した価値があった」。三方の湾曲スクリーンにアニメーションを映写、軒の連なる町並みや絡まる指、長い髪、そこに昆虫や薔薇の花が加わる。さらに鏡面による反復、増幅が重なり、観客は刻一刻と変貌する迷宮空間を彷徨う。淡々と響くリズムが切迫感をもたらし、映像は中央にある穴へと繋がり、その穴を覗くと底には深くて高い空が横たわる。「これまでの作品を枝葉に例えるなら、今回は幹に相当する」。
 美大卒業後わずか11年余り、既に国内外の美術館で大規模個展を経験、日本代表にも気負いはない。水の都ヴェネチア、世界最大の祭典で、昭和の匂い漂う束芋ワールドは異彩を放つ。文化の壁を乗り越え煌めく才能は、アートの大海原を自在に往還する。

 

29s  29 
美術評論家

清水康友さん
しみず やすとも

『美術家名鑑』休刊 美術評論を本格化
 
 94年の長きにわたり刊行された『美術家名鑑』が、2011年度版を以って休刊の運びとなった。初代・清水澄氏は、相撲番付同様、1枚ものの画家番付を、正確なデータと、一定の基準により序列化した初の書籍となる『全国画家番附』を大正6年(1917)に刊行。さらに2年後『現代画家名鑑』と統合し、今日の『美術家名鑑』となり、二代目の故・治氏、康友さん(1954年東京生まれ)と、その事業を継承した。(以下略)

           
    2011 6/1 No.1249         2011 4/21 No.1246       2011 3/11 No.1242
 

28s  28 
作曲家

千住 明さん
せんじゅ あきら

「日曜美術館」新司会 
美術を通して音楽をみる

 今年36年目を迎えた美術番組、NHK「日曜美術館」。一昨年リニューアルされるにあたってテーマ音楽を手がけ、この4月からはキャスターを務めている。「『日曜美術館』は十代の頃から兄と長く観ていた番組。思い入れもあります。(中略)50歳。東京都生まれ。

 

27s ● 27 
公益財団法人 日本交通文化協会理事長
滝 久雄さん
たき ひさお

パブリックアートが文化を呼びこむ

 これまでに設置したパブリックアートは全国475作品。美術館の収蔵作品とも、個人コレクションとも異なる方法で、今この瞬間も駅や街、公共施設を行き交う人々を豊かにする。制作を依頼するのは時代を代表する作家たち。「はじめは、僕の夢を押し売りするようなものだった。(中略)71歳。東京生まれ。

 

26s  26 
フランス文学者 明治大学 国際日本学部教授
鹿島 茂さん
かしま しげる

初公開
「動物戯画の王グランヴィル」コレクション

 一歩間違えればたちまち「玩物喪志」に陥るこの世界。鹿島さんにしても、大変な借金を抱えた時代があった。「苦労はありますが楽しいですね、コレクションというのは。でもそれをどう維持するかが大変なんです」との言葉には、切実な実感がこもる。(中略) 61歳。横浜市生まれ。

           
    2011 2/11 No.1239     2011 1/21 No.1237     2010 12/11・21 No.1235
 

25s ● 25 
東京国立博物館 学芸企画部長
松本伸之さん
まつもと のぶゆき

平山作品と、国内外から一級の文化財

 日本画家・平山郁夫氏の逝去から1年余、東京国立博物館平成館で開催の「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」(3月6日まで)が話題を呼んでいる。開催決定から1年未満、普通4、5年かけて準備する企画展を、松本伸之さんは異例中の異例の短期間で仕立て上げた。企画から出品交渉、カタログ構成など、展覧会の全てに関わり統括した。54歳。

 

24s ● 24 
洋画家
野見山暁治さん
のみやま ぎょうじ

絵画への気持ち、なお熾烈に

 描いたり消したり、消したり描いたり。キャンバスに向かう毎日を送ってきた。若い頃は画面に調和がとれると満足できた。けれど今は引き出せるものが見当たらない。だからどこまでいっても終らない。展覧会からアトリエに戻った作品を描き直し、画集に載った図柄が変ってしまうこともある。「若い時よりは絵を描く視点が定まらなくなっている」。現在、90歳。

 

23 ● 23 
大原美術館館長
高階秀爾さん
たかしな しゅうじ

大原80周年、創立の理念を未来に継承

「西洋美術の本物を見せる」日本初の美術館として生まれた大原美術館(岡山県倉敷市)は、今年創立80周年を迎えた。2002年から高階秀爾さんが館長に就任。以来将来の美術館像を見据えた様々な新規事業を展開している。
東京生まれ。78歳

           
    2010 11/11 No.1232     2010 11/ 1 No.1231     2010 9/11 No.1226
 

22s ● 22 
京都造形芸術大学
東北芸術工科大学理事長

徳山詳直さん
とくやま しょうちょく

“芸術立国”旗印に、吉田松陰の後を追う

 10月、京都造形芸術大学と東北芸術工科大学は、明治神宮外苑に新型アートカレッジ「東京芸術学舎」を開校した。美術、デザインからライフスタイルまで、著名な講師陣による100講座が15歳以上の全ての人に開かれている。手がけたのは、京都と山形に両大学を設立した徳山詳直氏。教育にかける想いは熱い。(以下略)

 

21s ● 21 
三菱一号館美術館館長
高橋明也さん
たかはし あきや

時代が求める「都市型美術館」

 英国人建築家ジョサイア・コンドルの設計による丸の内初の洋風事務所として、1894年、東京・丸の内に三菱一号館が建設された。しかし老朽化のため1968年に解体。そして本年4月6日、「都市型美術館」とのコンセプトにより復元し、同地に再び甦った。そのリーダー役を果たしたのが今回登場する高橋明也さん。(以下略)

 

20s  20 
日本美術院理事長
日本画家

松尾 敏男さん
まつお としお

絵を描くことは孤独の祈り

 昨年12月5日、平山郁夫前理事長の逝去に伴い第5代の日本美術院理事長に就任した。その新体制の下、再興第95回院展が9月8日から日本橋三越で開催される。「私のやるべきことは良い展覧会をすること」と今の思いを語る。(以下略)

           
    2010 8/21 No.1224     2010 7/21 No.1222     2010 6/21 No.1219
 

19-s  19 
京都市立芸術大学学長
西島 安則さん
にしじま やすのり

「美と知を楽しむ心」で130年を継承

 1880(明治13)年の京都府画学校開校に始まり、130周年を迎えた京都市立芸術大学。日本で最も長い歴史を有する芸大学長に、2度目の就任となった。はじめは98年から2004年、120周年の時。日本の伝統音楽研究の拠点を新設するなど、京都の歴史と向き合った計画を進めてきた。(以下略)

 

18  18 
㈻北里研究所名誉理事長
㈻女子美術大学理事長
日本学士院会員
大村 智さん
おおむら さとし

絵は趣味であり薬(メディシン)、実学の精神で社会に貢献

 「優れた美術品は個人で楽しむだけでなく、人類全ての共有財産」との考えから、07年秋、40年来蒐集した美術品約千点により韮崎大村美術館(山梨県)を故郷に開設、1年後には美術館を韮崎市に寄贈した。日本で唯一、女流画家を展示の中心に据える。(以下略)

 

17  17 
作家・上海万国博覧会日本産業館代表兼総合プロデューサー
堺屋太一さん
さかいや たいち

「上海で万博をやろう」…26年目の夢の実現

 「人類の進歩と調和」をテーマにした大阪万博の立役者・堺屋太一さん(1935年大阪生まれ)。あれから40年。上海万博では「日本の創るよい暮し」をテーマとする日本産業館の代表兼総合プロデューサーとして大活躍。時代をリードする創造力、エネルギーには誰も驚かされるが、その真価は志の持続力にこそある。(以下略)

           
    2010 6/11 No.1218     2010 5/21 No.1216     2010 4/11 No.1213
 

16akiyama ● 16 
美術家
秋山 祐徳太子さん
あきやま ゆうとくたいし

4年ぶりの個展
“高貴(こうき)骨走(こっそう)”降誕するダリコ佛

ついに「高貴高齢」の仲間入りを果たした秋山祐徳太子(1935年東京生まれ、本名・祐徳)。「75歳といったら人間骨董品ですよ」と語るが、眼光の鋭さは変わらない。そして4年ぶりの個展「高貴骨走」が東京新宿のアイショウミウラアーツで5月28日から6月27日まで開催されている。(以下略)

 

tatehata ● 15 
あいちトリエンナーレ2010芸術監督
建畠 晢さん
たてはた あきら

名古屋に舞いおりる72日間の祝祭

 8月21日から10月31日まで開かれる「あいちトリエンナーレ」。一昨年の夏、その芸術監督に任命された。愛知芸術文化センターなどを拠点に、現代美術と大規模なオペラやダンスなどパフォーミング・アーツを複合し、都市部で開く特色を打ち出す。(以下略)

 

funakoshi ● 13 
彫刻家
舟越 桂さん
ふなこし かつら

新しい視点から迫る舟越の作品世界

 遠くを見つめる眼差しと静かに佇む木彫による人物像で知られる彫刻家・舟越桂(1951年生まれ)。初期の着衣の半身像から、近年の長い耳をもつスフィンクスシリーズに至るまで、一貫して人物にこだわる制作を続けている。(以下略)

           
    2010 3/11 No.1210     2010 2/11 No.1207     2010 1/1・11 No.1205
 

fukuhaara ● 12 
資生堂名誉会長、東京都写真美術館館長
福原義春さん
ふくはら よしはる

館長、写真家として文化に尽くす

 館長を要請された2000年、東京都写真美術館は年間予算が漸減し、入館者数も低迷。友人には「その美術館は上野か」と聞かれる知名度しかなかった。「これは僕の出番かなと思った」と振り返る。(以下略)

 

kusama ● 11 
前衛芸術家
草間彌生さん
くさま やよい

あいちトリエンナーレ2010」でのオマージュ

 世界に発信するアーティストのトップ・バッターでもある。57年に渡米。以来16年間にわたり、ニューヨークを拠点に、ファッションから彫刻、絵画、インスタレーション、新聞の発行、美術館での講演会と目まぐるしい活躍を続けた。73年に帰国。(以下略)

 

yamamoto ● 10 
アートソムリエ、サラリーマンコレクター
山本冬彦さん
やまもと ふゆひこ

アートの普及、若手作家の支援を促す

 30年で約1300点のアート作品を蒐集した。「サラリーマンコレクター」として週末にギャラリーを巡り、同時代作家を中心に「いいものがあれば」購入、積もりに積もった結果という。(以下略)


           
    2009 12/11・21 No.1203      2009 11/11 No.1200         2009 10/11 No.1197
 

shoshu ● 9 
書家
祥 洲さん
しょう しゅう

中・独・仏、海外からの書の情報発信

 近年、書はパフォーマンスを中心に広がりを見せているが、純粋に芸術として伝統と現代を切り結ぶ仕事にはなかなか出会えない。2006~07年、メルセデス・ベンツのテレビCM、新聞、雑誌広告の背景に突如現れた墨象の新鮮な表現…この作品を制作したのが、今回登場願う京都生まれ、京都育ちの祥洲さん(51歳、墨集団翔Sho代表)である。(以下略)

 

katsuta ● 8 
公益財団法人サントリー芸術財団専務理事
サントリー美術館支配人

勝田哲司さん
かつた てつじ

公益法人化で更なる満足度アップを目指す

 今年4月よりサントリー美術館の支配人に就任した。学芸員、職員約25名を統括し、ショップ、カフェなどを含めた総勢約100名の体制に目を配る。
 1976年サントリー(株)に入社以来、主に文化事業畑を歩いてきた。2003年にはサントリーパブリシティサービス(株)代表取締役社長に就任、指定管理事業を展開し、島根県立美術館や山梨県立美術館にてビジネスの一つのかたちを作り上げ軌道に乗せた。(以下略)

 

morita ● 7 
日本画家
森田りえ子さん
もりた りえこ

喝采のフランス展、国内4会場をめぐる

 フランス・パリで5月から7月に開かれた個展『BEAUT_S DIVINES』が、この秋に国内4会場で開かれる。現地スタッフがつけたタイトルは〝美の女神〟の意味。フランスの観客からは〈夢のように美しい旅路〉〈楽園にいるような気分〉といった称賛が贈られた。「そこまでの言葉は期待していなかったので、本当に励みになった。涙が出そう」とふり返る。(以下略)

           
    2009 9/11 No.1194     2009 8/21 No.1192     2009 7/11 No.1189
 

yazaki ● 6 
刺繍カフェ企画者、ギャラリーオーナー
矢崎順子さん
やざき じゅんこ

針と糸で拡がる新しい世界

―カフェの一角で10数名の若い女性たちが黙々と刺繍をしている―「ステッチ・バイ・ステッチ」展 (東京都庭園美術館・9月27日㈰まで)のイベントとして、隣接の「cafe 茶洒」で開かれた「刺繍カフェ」の光景である。絵柄がプリントされた布をベースに、針と好きな色の糸で思い思いに刺繍を進める。 (中略)
東京都生まれ。慶應義塾大卒。33歳。
取材協力:cafe 茶洒 sahsya kanetanaka(東京都庭園美術館正門横)

 

sakai ● 5 
世田谷美術館長
酒井忠康さん
さかい ただやす

公立美術館の明日を見据える

全国の公立美術館124館が加盟する美術館連絡協議会(略称「美連協」)が25周年を記念して「日本の美術館名品展」(4月25日~7月5日・東京都美術館)を開催、加盟館の名品・逸品を選りすぐり、18万人超の予想を上回る入場者を迎えた。(中略)
北海道生まれ。68歳。世田谷美術館長。美術館連絡協議会理事長。



 

takahashi-ryutaro ● 4 
精神科医
高橋龍太郎さん
たかはし りゅうたろう

コレクションという病に取り付かれて…

1997年、会田誠、草間彌生らのコンテンポラリーアートと出合って以来、蒐集は既に1000点を越える。「幼形成熟」を意味する「ネオテニー・ジャパン―高橋コレクション」展(小紙6月21日号既報)が、7月15日まで上野の森美術館(引き続き新潟、秋田、米子を巡回)で開催中。また4月には、三井ビル1階に「高橋コレ頂クション日比谷」をオープンした。(中略)
山形県生まれ。63歳。精神科医、「医療法人こころの会」理事長。

 

         
    2009 6/11 No.1186
  2009 5/21 No.1184
    2009 4/11 No.1181
 

3nakayama ● 3 
日展新理事長
中山忠彦さん
なかやま ただひこ

半世紀越す日展愛の総仕上げ

文展からの歴史は100年をこす美術団体・日展の理事長に、この春就任した。大分で高校生のとき、汽車に乗って北九州の巡回展へいった。そこで見たのちの師・伊藤清永の裸婦像が日展の原体験。初出品の19歳から、その半生は日展とともにあった。
「これは大変な責任だと痛感しております。まずは、全体の理解と掌握。わたしの仕事は、調整役、まとめ役、そして実行役なのです」(中略)福岡県生まれ。74歳。洋画家、日本芸術院会員、日展理事長、白日会会長。

 

2sumikawa ● 2 
東京スカイツリー・デザイン監修
澄川喜一さん
すみかわ きいち

東奔西走で永遠の60歳

「やっぱり、でかいなぁ」、世界一の高さ610mとなる「東京スカイツリー」(墨田区業平・押上地区、2012年春開業)の鉄骨組み上げが始まり、その「脚」が姿を見せた。巨大クレーンがうなりを上げるなか、建築現場を見ての第一声である。(中略)
島根県六日市町(現吉賀町)生まれ・78歳、文化功労者、日本芸術院会員、元東京藝術大学長、新制作協会会員。
 
取材協力:東武タワースカイツリー株式会社、株式会社日建設計、株式会社大林組

 

1osaka ● 1 
横浜美術館館長
逢坂恵理子さん
おおさか えりこ

5代目指名を受けて立つ

いま美術界で最も注視される女性である。
「前の方々は学術系の立派な人ばかり。私は現代美術のたたき上げ。エリートでもない。美術館長というキーワードは夢にもなかった」。逢坂さんといえば、所蔵品を持たない水戸芸術館・現代美術センター芸術監督としての活躍で知られる。(中略)
東京・目黒区生まれ・58歳、学習院大卒。一貫する真摯な姿勢は説得力十分。何かやってくれそうだ。4月1日、就任。
    

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